住吉の長屋

ギャラリー間に安藤忠雄の展覧会を見に行った。
中庭に、彼の原点である住吉の長屋が実物大で再現してある。
本物のコンクリートを使っていたり、会場のサッシをぶち抜いていたり、力の入った展示だ。
住吉の長屋は、細長い敷地の真ん中に中庭が置かれ、風雨にさらされながら部屋を移動する。
これまで図面や写真では何度も見た住宅だが、体感してみるとその大胆さと無駄を省いた中の豊かさが感じられる。
施主の要望は3割しか聞かないと安藤氏は言っていた。
現在、住宅設計をする身になり、改めて安藤氏の信念の強さを実感する。

| やなぎさわ建築設計室 | - | 20:31 | comments(0) | - |
琵琶湖ツーリング

週末に自転車仲間と琵琶湖畔を走ってきた。

湖東の近江八幡から、琵琶湖大橋、大津を経て京都駅に至る約100キロの道程だ。

この仲間で行くツーリングは、いつもコースがよく練られていて素晴らしい。今回もまた、名所旧跡あり、景勝あり、舌鼓を打つ場所ありだった。

自転車の旅は、いつも五感をよく使う。サラサラとススキのなびく風の音に加え、刈ったばかりの稲の匂いや、たんぼを焼く匂いなど、普段、都会ではけっして感じることのないものの連続だ。

近江八幡は、今なお、水郷が豊かに残る。行き交う屋形船の櫓を漕ぐ音が、よく似合う。
自転車の旅は、聴覚や嗅覚を刺激する。まちの新たな側面が感じられるから面白い。

| やなぎさわ建築設計室 | - | 01:49 | comments(0) | - |
鶴岡現場報告/根切り完了

鶴岡は、ぐずつく関東と違って晴天が続く。
おかげで現場の進捗は、ほぼ予定通りだ。冬場の大雪も考えられるので、今のうちにできるだけ進めておきたい。
今日の現場は、基礎の掘削が終わり、杭の頭にNCPアンカーを取り付けたところだった。コンクリートの柱と杭を結び付ける大切な部分である。地面から無数の鉄筋が、垂直に天に伸びる。
季節はすっかり秋模様。2週間前には冷房をかけていたのが、嘘のようだ。たんぼでは稲刈りが最盛期だった。

| やなぎさわ建築設計室 | - | 17:20 | comments(0) | - |
月島見学

今年も、非常勤で行っている芝浦工大の地域デザイン演習の授業が始まった。
対象敷地は例年通り、月島と佃島だ。

授業の始めに見学会を行うのだが、今年の月島界隈はNHKの朝ドラのせいか、観光客で賑わっていた。
祭の昇りを沈めた橋は、去年までは閑散としていたのに、今年は欄干に人がびっしりと並んでいた。

引率の志村先生が、興味深い解説をしてくれる。元々、佃島の住民は大阪から来たこと、住吉神社の参道は江戸城を向いていることなど、学生も初めて聞くことばかりだったに違いない。
月島、佃島界隈は、まちの歴史や、現在でも継承されているコミュニティの仕組みなど、知れば知るほどおもしろい。

こうした資源を、今年の学生がどのように感じ取り、どのような提案を行うのか。サプライズを期待したい。


| やなぎさわ建築設計室 | - | 22:29 | comments(0) | - |