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2018.01.07 Sunday

狭小住宅の屋根の形

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    構造模型
    一体、屋根の形はどのようにして決まるのでしょうか?
    広い敷地の場合は別として、都心の狭小住宅の場合は、
    概して、高度斜線制限や道路斜線などの法的規制によって決まります。
    スパッと斜めに切りとられたような建物を見たことがあるでしょう。

    次に、雨や雪をどのように修理するのかというのが形状に表れます。
    雨水や雪処理は、建物寿命やメンテナンスにも大きく関係してくるので、
    できるだけシンプルな形状とし、雨漏りのしないような傾斜を確保します。

    さらに、屋根形状はデザインの見せ所なので、
    この住宅は設備と内部の機能性を前面的に出す方法を取りました。
    上の写真は、3階部分を屋根の一部として見せた住宅の構造模型です。
    屋根の棟部分(一番高いところ)に棟換気システムを設置し、
    かつ3階は高い天井を確保するという命題のもと辿り着いた形状でした。

    しかし、構造設計者と意見交換した結果、構造の合理性に欠けるということで、
    再度、練り直すことになりました。
    構造の合理性が欠けると、建物の安全性も弱くなり、また建設コストもかさむので、
    屋根の形にとって構造の合理性は大事な要因です。

    丸屋根
    上の写真は別の住宅ですが、これは雨を一方向に流すという機能性と
    北側斜線制限を同時に解決する目的で採用した丸屋根です。
    緩やかに婉曲した集成材が、建物の内部にも外部にも表れていて、
    面白い住宅となりました。
    構造の合理性と形が一致した結果といえましょう。

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