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2017.10.09 Monday

『ニッポン景観論』アレックス・カー著を読んで

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    アレックスカー

    醜悪な日本の景観に対して、写真で事例を挙げながら、
    一刀両断してしまう本書は、読後、爽快さを感じた。
    全国の駅前ホテルから撮影した風景は、どこも特色がなく、
    ほとんど区別がつかなかないことに、改めて衝撃を感じた。

    京都の名所旧跡の路上にも、クモの巣のような電線と
    電柱が張り巡らされ、伝統的な景観が様々な形で壊されていく
    様子を、国際的な目線で指摘する。

    外国人の視点だからといって片づけるのではなく、
    ゾーニングなどの都市計画体系、景観配慮の欠如、
    町へのプライドの低さ、無秩序な開発、奇抜な箱物デザイン、
    硬直した建築規制といった課題を、今一度、
    反省すべき時が来ていると感じた。
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