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2016.12.02 Friday

東福寺方丈庭園の市松模様

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    JUGEMテーマ:旅行

    東福寺方丈庭園

    「グリッド状の石は、近くの寺で不要になった廃棄物を転用したものです。 また、西側へ行くにしたがって苔と石のグリッドの密度が高くなるのは、 背景の紅葉が落葉する様子を抽象的に表現したといえましょう。」

    東福寺の方丈庭園を、造園家の野村勘治氏の案内で巡る機会があった。 方丈庭園は国指定の名勝で、重森三玲の作庭だ。 重森三玲は、もともと前衛の華道家で、全国の庭を実測して 『日本庭園史図鑑26巻』をまとめたことで知られる。 力強い石組みとモダンな苔の地割りが特徴的な枯山水庭園は、 独学で学んだ手法らしい。

    野村勘治氏は、その重森三玲の直弟子である。 まさに生き字引のような豊富な知識から繰り出される説明は、 初めて聞く話ばかりで、目から鱗の連続だった。 方丈庭園の市松模様が、廃棄物を転用してつくられたという説は、 現代の保存活用デザインにも通じる機転の利く発想だ。 もちろん、そこには尊敬する小堀遠州の市松模様からの引用もあったようだ。

    重森三玲は、庭だけをつくっていたのではなかったらしい。 室内からの視点を考えたときの手すりの高さや、廊下のアイストップ、 さらには引き手のデザインなど、建築と庭園を同時にデザインしていたという。 「見えるものすべてをデザインする」という重森三玲の気概が、 時代を超えてビンビンと伝わってきた。
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