2018.07.01 Sunday

JIA文化財修復塾修了証

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    修復塾修了証

    約3年間、計60時間にわたる講習や実測調査を行い、ようやく「JIA修復塾」の修了証を手にしました。
    ホッとしました。

    「JIA修復塾」とは、建築士会による「ヘリテージマネージャー講習会」と
    ほぼ同じ趣旨で、公益社団法人日本建築家協会が主体となって作った資格制度です。

    地域に眠る歴史文化遺産を発見し、保存し、活用して、地域づくりに活かす能力を
    持った人材を育成する講習会で、延べ60時間受講した後、最後にチームディスカッションを
    行って、合格を判定されます。

    いわば、修復塾修了者は、歴史的建造物の保全活用に係る専門家であり、
    今後の文化財保存修復事業の中心的担い手として活動していくことを目標としています。

    これまで、歴史的建造物や近代産業遺産の建物を、生かして保存していこうと
    考えて行動していただけに、ようやく客観的な資格がもらえて嬉しい限りです。
    2018.05.15 Tuesday

    くりでんミュージアム 東北建築賞特別賞を受賞!

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      東北建築特別賞
      当事務所が調査、基本設計、実施設計に協力した「くりでんミュージアム」が
      2018年日本建築学会主催の東北建築賞特別賞に輝きました。
      2018.05.11 Friday

      中性化は鉄筋コンクリート造の寿命ではない!

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        今本先生
        「中性化は鉄筋コンクリート造の寿命ではない!」という。
        これまでの定説を覆すような話をするのは、東京理科大学の今本啓一先生だ。
        先日の日本建築家協会再生部会のレクチャーでの一コマである。

        コンクリート造の歴史的な建物を建て替える理由として、
        「老朽化」、「劣化」を理由とし、これまでその基準に「中性化」の進行が挙げられて来た。
        しかし、中性化は鉄筋コンクリート造そのものの劣化ではなく、
        鉄筋を守っていた不動態皮膜が弱くなり、そこに水分が加わることで鉄筋が錆びやすくなり、
        しまいにはコンクリート爆裂が起こる。
        劣化させないためには十分な被り厚さを取ることが基本だが、
        中性化したとしても、水と出会わせないような方法を取ることで、
        長寿命化を図ることは可能だという。
        コンクリートの再アルカリ化という方法に対しても、建物の保存には向かないと疑念を呈す。

        今本啓一先生は様々な築年数の鉄筋コンクリート建築の調査と実験を重ねてきた、
        その分野の第一人者である。
        彼は、このコンクリートの中性化について、わかりやすくたとえ話をしてくれた。

        中性化はコンクリートの性質上、自然に起こる現象だ。
        石灰岩CACO3を高温で焼いて、CO2を飛ばした原料であるセメントが、
        二酸化炭素CO2と出会って、元の姿に戻る自然現象である。
        人間に例えれば、別れた夫婦が元の鞘に収まるのとよく似ていると説明された。
        これまでの定説を覆すために、大勢を敵に回しかねない学説に、
        言葉を選びつつ慎重に話されている様子が印象に残った。
        <以上>
        2018.03.07 Wednesday

        クリニックのビフォー&アフター

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          模型
          某クリニックのリノベーションの依頼を受けました。
          柱や梁といった骨組みと使えそうな外壁や窓を残しつつ、診療を続けながら改修工事を行うという、かなり複雑なものです。

          写真は、1階の内観模型。
          せっかくリノベーションをするなら、大胆に雰囲気を変えようということで、曲面上の壁を貫入したプランニングを考えています。
          1階の柱や階段室との整合性を図り、機能が明快に分離され、きれいなプランニングとなりました。

          ビフォー&アフターが楽しみなプロジェクトです。
          2018.02.15 Thursday

          使い続けられる建物「目黒区総合庁舎」

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            キャノピー
            屋上とファサード
            階段
            村野藤吾設計による旧千代田生命ビルを見学しました。
            築52年の建物は設計者の意図を継承しつつ、目黒区総合庁舎
            として保存活用されています。
            隅々に至るまで、密度の高い設計に驚嘆します。
            金融機関の本社ビルだけにコストもかかっていますが、
            今の時代に、これほど手の込んだ設計は難しいと感じました。

            一方、昨年解体されたのが丸の内の旧興業銀行本店ビル。
            こちらは経済至上主義が強かったようで、現在、延べ18万平米の
            大きなビルへと改築中です。
            解体されたかつてのビルがかっこよかっただけに、新しい
            建物がどのようになるのか注目です。
            2017.07.05 Wednesday

            記事掲載『鉄構技術』

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              鉄構技術

              6月3日に行われた建築基本法制定準備会における講演会の模様が、
              『鉄構技術2017年7月号』に掲載されました。
              講演内容は、「今、ある良い建物をこれからも使い続けていくために」
              でした。
              2017.06.15 Thursday

              講演会を振り返って「建築基本法制定準備会 総会」

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                昨年、JIA再生部会の諸先輩や東京弁護士会の弁護士さんたちと
                「今、ある良い建物を使い続けるために」という冊子を
                作成して以来、講演会をやらせていただく機会が増えました。

                この「建築基本法制定準備会」総会に呼ばれたのも、そのひとつです。
                「建築基本法制定準備会」は、2003年に東大名誉教授の神田順先生が
                中心となって発足した団体で、建築基準法、建築士法、都市計画法等
                の抜本的改正を目指している団体です。

                大学の先生方や政治家、研究者、設計の大先輩方という専門家を相手に、
                建築の法規の話をしても、まさに「釈迦に説法」となってしまいます。

                いろいろ頭を悩ませましたが、自分がイタリアにいた時に、実際に見たり学んだりして、
                「コンパクト設計資料集成」という本にまとめた内容から、
                「既存構造物の保存活用による都市再生」というお話をさせていただきました。

                工場跡地、高架鉄道、倉庫など負のイメージを持った構造物を、
                ダイナミックな改造を加えながら用途転用し、
                人々でにぎわう都市空間を形成している事例を紹介しました。

                仕組みやお金の流れ、背景にある法規制等に非常に関心を持っていただき、
                活発な意見交換となりました。
                専門家からのご意見を伺えて、新たな課題も見えてきて、
                良い経験となりました。
                2017.04.27 Thursday

                古民家セルフ・リノベーション

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                  解体風景
                  江戸の意匠 江戸の意匠2

                  友人N氏が築80年を越える古民家を購入し、セルフリノベーションする
                  というので、解体のボランティアに参加した。
                  柱と梁を残して、外壁も内壁も自らで塗るという。
                  2階の床をぶち抜いて、吹抜のリビングを作るらしい。
                  解体作業をしながら、さらにプランニングの夢が膨らむという。

                  作業途中で、さまざまなものに出会った。
                  写真は、ふすまの表紙の裏に隠されていた昔の建具デザイン。
                  江戸情緒を思わせるかわいらしい意匠だ。
                  袋張りに使用した新聞紙や、昭和10年代の10銭硬貨も見つかった。
                  解体途中に見つけた建具の引き手金具などは再利用するらしい。

                  建物は屋根と柱・梁を残して、もうじき生まれ変わる。
                  昔の記憶を残しつつ、新たに命を吹き込まれた建物がどんな風にできあがるか
                  今から楽しみである。
                  2017.04.21 Friday

                  くりでんミュージアム その2

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                    くりでん01 くりでん03 くりでん02

                    くりでんOB、くりでんファンで構成するくりでん保存愛好会が、
                    これまで長年にわたり、鉄道車輌やレール、客車庫をきちんとメンテナンス
                    し続けていたことが、今ようやく、くりでんミュージアムに
                    結実しました。

                    鉄道車輌が「動態保存」という状態で保存され、
                    イベントによっては動く姿を垣間見ることができます。
                    2017.04.07 Friday

                    半壊状態から蘇ったくりでん関連施設 ミュージアムとしてオープン

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                      くりでんちらし

                      宮城県栗原市に、この4月「くりはら田園鉄道公園」ミュージアムがオープンしました。

                      東日本大震災後、調査に伺った時には、木造の客車庫は多数の柱が座屈し半壊状態でした。
                      しかし、客車庫は機敏な処置によって延命し、さらに行政の英断によって
                      保存され、ミュージアムとして再生されることになりました。

                      復興のシンボルとして市民に愛される存在になることを期待しています。

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