2016.02.18 Thursday

中庭を囲んだコの字型の二世帯住宅

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    コの字型住宅

    コの字型の中庭を囲んだ二世帯住宅は、都会的な住宅のひとつの解として有効なのでは、
    と以前から考えている。

    この住宅は、1階の居住スペースに太陽の光をいかに取り込むかを熟慮した結果、
    コの字型のプランが生まれた。

    コの字型に囲まれた中庭は、居住スペースの広がりを感じさせる働きだけでなく、
    二世帯の家族を結びつける大切な空間だ。

    時には、アウトドアで食事をしたり、趣味の自転車をいじったり、
    子どもが遊び回るスペースだったり、様々なアクティビティをサポートしてくれる。

    しかし都心の住宅に最も求められているのは、忙しい毎日を過ごす都会人にとって、
    ゆったりとしたくつろぎを感じるためのスペースであり、スイッチをオフにするためのスペース
    なのではないだろうか。

    一見閉ざされた内部に開放的な外部をしつらえる。
    この設計の試みがうまく機能することを願っている。
    2013.09.30 Monday

    雫石イベント「木っこで遊ぶ」その3

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      JUGEMテーマ:地域/ローカル


      伐倒風景
      約50年前まで、日本各地で行われていた樹木伐倒の様子。

      チェーンソウを使わずに、手で斧とのこぎりで切っていました。

      年齢80歳のかつての木こりに来ていただき、実演してもらいました。

      私も、斧を振らせてもらいましたが、重くて切れませんでした。脱帽です。


      木工体験

      地元の木工作家 和山忠吉さんによる木工体験教室。

      子どもでも、雫型のかわいい家が作れるように準備されてたのには驚きました。

      おかげで5歳の息子も、気持ち良くトンカントンカンと完成できました。

      トンカチの裏と表の使い方の説明を受け、きちんとやっていたことにも感心しました。
      2013.09.30 Monday

      雫石イベント「木っこで遊ぶ」その2

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        JUGEMテーマ:地域/ローカル


        山頂で野点
        山頂のウッドデッキで、中国茶の野点をする様子。

        地元の茶道家 前田氏が出張してお茶を点ててくれました。

        晴れていれば、目の前は岩手山という絶景ポイントです。

        曇りでかえって過ごしやすく、いつまでも座っていたくなるような空間でした。

        ハンモック
        山頂の木々を結ぶハンモックで、気持ち良く揺られる来場者の様子。

        想像以上に気持ちの良い遊具として、人気でした。

        ひっくり返りにくいハンモックの実験版で、改良版をいつか公園などにデザインしてみたいと企んでいます。

        2013.09.16 Monday

        雫石イベント「木っこで遊ぶ」その1

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          JUGEMテーマ:地域/ローカル

          ツリーハウス

          9/5〜8にかけて、岩手県雫石町で地場産材活用イベント「木っこで遊ぶ」が開かれました。
          雫石町主催のこのイベントには、地元の木工作家や写真家、ベテランの木こりなど、地元で活躍する多数の方々が参加し、中身の濃いプログラムに、我々も大いに楽しみました。

          町の地域活性化をお手伝いしている関係から、早稲田の佐藤研究室メンバーらと、ツリーハウスやハンモック、ブランコやアスレチックつくりで参加しました。

          場所は、小岩井農場に隣接する見晴らし最高の小高い山の頂上。ツリーハウスはドイツトウヒというまっすぐな大木に、好き勝手に建設できるという最高の条件でした。

          最初は、慣れないのこぎりやドリルを手にして、戸惑っていた学生諸君でしたが、真剣に取り組み始めると次第に上達して、最後は共同作業で一気に仕上げることができました。

          ヤニが多く、慣れない大工作業で少々手間取りましたが、全員の共同作業でできたツリーハウスは、何とも言えない達成感がありました。

          できあがったツリーハウスを思いの外、楽しんだのは大人たち。
          時には、アウトドアで実際に手を動かすことも、大事だなと感じました。皆さん、とても良い笑顔でした。
          2013.08.14 Wednesday

          ツリーハウス・プロジェクト第2弾 始動!

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            JUGEMテーマ:地域/ローカル


            ツリーハウス模型

            「地方を元気にするツリーハウス・プロジェクト」
            と、勝手に題して始めたツリーハウス計画も、いよいよ第2弾が岩手県の雫石町で行われることになりました。

            こんなツリーハウス達が、こんもりとした見晴らしの良い丘の上に、9月上旬にお目見えする予定です。

            今回は、地元の木材利用促進イベントの一環として、学生たちとセルフビルドで作る予定です。

            はたして、最後まで完成するのか不安ですが、意外に皆さんが乗り気なので楽しみです。

            余力があればこの他に、ハンモックなども画策中。

            乞うご期待!
            2013.08.14 Wednesday

            ひと工夫を加えた戸建てリホーム ヘッドボード

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              JUGEMテーマ:住宅

              ヘッドボード
              絵を飾ったり、小物を置くのが好きな建て主さんのために作ったのが、このヘッドボード。

              既存の窓と、構造上どうしても動かせない柱の出っ張りを逆手に、デザインに取り込みました。

              「明るいお部屋が好き」という要望に応えて、必要十分なダウンライトを設置し、さらに
              間接光で壁を照らすことによって明るさを演出しています。

              どんな絵を飾ったのかは知りませんが、さっそく「使い勝手は上々」との感想をいただきました。
              2013.02.14 Thursday

              学校エコ改修

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                OMソーラー
                JUGEMテーマ:アート・デザイン


                先日、エコ改修がなされた小学校を見学させていただきました。

                これまでの校舎や体育館は、断熱材がほとんど施されておらず、夏は暑く冬は寒いのが当たり前とされてきました。

                夏場の熱気のこもった教室、差し込む日射しのまぶしさ、冬場の寒い体育館等、皆さんのご記憶にもあるのではないかと思います。

                学習環境としての快適さや省エネルギーの側面は、教育現場ではおざなりにされていたと言えるでしょう。

                学校エコ改修とは、環境省や文科省が連携し、環境に配慮した学校をモデル的に整備している事業です。

                学校によってその手法は様々なのですが、今回見学させていただいた小学校では、壁の外断熱化、教室サッシの複層化、階段室への引き戸設置、体育館へのOMソーラーの導入等を行っていました。

                今回、特に体感してみたかったのが、体育館のOMソーラー効果です。OMソーラーでは、軒下から取り入れた外気を太陽熱で温め、その温めた空気を床下に送っています。

                外気温11度の寒い日でしたが、体育館の中に入った途端に寒さが和らぎました。室内温度計は14度と表示されていましたが、足下はもっと温かいため、体感温度はもう少し高く感じられます。

                さすがに床暖房等ほどではありませんが、体を動かす体育館としては充分快適な温かさと感じました。半袖、短パンの子ども達も、体を縮こめることなくのびやかに動いています。

                自然エネルギーを上手に活用し、CO2の排出を押さえつつ、人にも快適な環境をつくっていくことは、住宅に限らず、教育現場でも今後広げていくべきと改めて実感しました。
                2012.09.28 Friday

                日本建築学会2012年度大会

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                  名古屋大学豊田講堂名古屋大学豊田講堂2

                  先日名古屋にて、「住民参加のワークショップによる高齢者向け集合住宅の計画と実践」について、山形県鶴岡市に設計したクオレハウスを事例に、建築学会大会で発表を行ってきた。

                  コレクティブ形式で設計以前より住民を募集し、ワークショップを行いながら設計を進めた事例は、今のところ全国でも唯一だろう。

                  聴衆の関心も高く、多くの質問を受けた。高齢者向け集合住宅の需要が高まる中、市民参加というプロセスが高く評価されたことは嬉しい。

                  会場となった名古屋大学豊田講堂は、約50年前に槇文彦氏が設計した建物であった。

                  小高い緑の丘の上に水平線を強調したコンクリート打放しの講堂は、ランドスケープとの調和が見事だ。

                  豊田講堂は、さらに昨年槇氏の設計で改修が行われ、登録有形文化財に登録された。

                  といっても、モダンデザインが受け入れられず改築の話が持ち上がったり、音響効果や舞台袖の大きさの問題から取り壊されそうになったり、登録されるまでにはかなりの紆余曲折があったという。

                  大会では多くのセッションに参加したが、特に興味深かったのは、近代建築の保存再生に関するシンポジウムだった。

                  次から次へと解体されていく現実の中で、20世紀建築遺産の評価基準と、手を加える作法について、一刻も早くガイドライン作りを進めるべきだと感じた。
                  2011.06.07 Tuesday

                  サービス付高齢者向け住宅

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                    昨日、サービス付高齢者向け住宅整備事業の説明会に行ってきました。

                    これまで複数あった高齢者向けの賃貸住宅制度(高円賃・高優賃・高専賃)が一本化し、今後は「サービス付高齢者向け住宅」となります。

                    ようやく「高専賃」という名称が根付いてきたと思ったら、また変更です。

                    「サービス付高齢者向け住宅」は「高専賃」に比べると、住宅のハード面、サービス内容、契約内容の基準が厳しくなりましたが、要件を満たせば補助金がつくこと、税制上の優遇措置があることなど、メリットも増えました。

                    日本は、高齢者が安心して暮らせる住宅(施設ではなく)が欧米諸国に比べて少ないと言われていますが、この制度を機に、豊かなライフスタイルを実現する良質な高齢者向け住宅が増えることを望みます。


                    サービス付高齢者向け住宅整備事業
                    http://www.koreisha.jp/service/
                    2010.12.08 Wednesday

                    北九州建物探訪1:井筒屋デパート

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                      井筒屋デパートイベント開催

                      自分が設計した建物を12年ぶりに訪れた。JIA建築家協会の九州大会に参加した後、立ち寄ったのだ。

                      建物が、私の模型通りに出来上がっていることをじっと確認する。外観は、当時私が傾倒していたマリオ・ボッタの影響を強く写しだす。模型試作の日々、何度も練り直したトイレのプラン、小倉城に向けた街路デザインなど、当時の設計作業の思い出が走馬燈のように浮かぶ。

                      自分が設計した部分は、どうなっているか?トイレは今の基準では少し狭過ぎるか、地下駐車場は使いやすいか、サインはわかりやすいかなどと、普通の客とは違う目つきで内部を歩き回る。

                      12年という年月の経過を思わせないほど、建物はきれいに使われていた。
                      トイレの大きさや天井高さの設定など、今、思えば少し小さすぎかと思われる部分もあったが、ほぼ、設計通りの内装に安心した。変化の激しいこの業界で、建設された当時の姿がほぼ残されているというのは、不満がそれほど無かった証拠でもあろう。

                      名建築でも近年、次々に壊されていったり、影も形のない他用途にコンバージョンされていく。
                      そんな「保存と再生」をテーマに、JIAでシンポジウムを行ったばかりだけに、自分の設計した建物がほぼ設計通りに残っていたことがうれしかった。

                      デパート店内の客はまばらだったが、1階の玄関付近には多くの家族連れやカップルで賑わっていた。
                      全国でデパートの統合や再編が続く中、生き残るのは難しい世界かもしれないが、まだまだ続いてほしいと願う。
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